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2026年7月8日

RE100とは?参加条件やメリット、参加に向けた取り組みを解説

RE100は、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブです。近年は脱炭素経営への関心の高まりや取引先からの要請などを背景に、多くの企業がRE100への参加を進めています。

RE100への参加を目指すためには、再生可能エネルギーの導入だけでなく、自社のエネルギー使用状況を把握しながら計画的に取り組むことが重要です。

本記事では、RE100の概要や参加条件、参加している日本企業、取り組むメリットについて解説します。また、RE100を進めるうえで重要となるエネルギー管理の方法についても紹介しますので、参考にしてください。

RE100とは?

RE100とは、企業が事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブです。2014年に英国の気候変動団体と国際NGOによって設立され、世界中の企業が参加しています。

近年は脱炭素経営への関心の高まりや取引先からの要請などを背景に、日本企業でもRE100への参加が増えています。

ここでは、RE100の参加条件や参加している日本企業、達成状況について解説します。

RE100の参加条件

RE100に参加するためには、一定の参加条件を満たす必要があります。

主な参加条件は以下のとおりです。

  • 年間電力使用量100GWh以上であること(現在、日本企業は年間電力使用量50GWh以上に緩和されています)
  • 使用電力の100%を再生可能エネルギーにする目標を設定・公表すること
  • グループ全体で再生可能エネルギー化に取り組むこと

RE100では、単に再生可能エネルギーを導入するだけでは参加できません。使用電力を100%再生可能エネルギーへ切り替える目標を設定し、達成に向けた計画を公表しながら取り組む必要があります。

また、RE100は事業の一部だけではなく、グループ全体での取り組みが求められます。なお、参加条件については原典(RE100 Joining Criteria)も併せて確認してください。

参考元:よくあるご質問(RE100について) | JCLP

RE100に参加している日本企業

RE100には世界中の企業が参加しており、日本企業の参加も年々増加しています。2026年6月現在、日本企業の参加数は96社です。

  • 株式会社リコー
  • 積水ハウス株式会社
  • ソニー株式会社
  • 富士通株式会社
  • 楽天グループ株式会社
  • パナソニック株式会社
  • 味の素株式会社
  • 花王株式会社
  • KDDI株式会社
  • ソフトバンク株式会社

RE100は一部の業界だけの取り組みではなく、製造業や小売業、不動産業、金融業など幅広い業種が含まれています。

参考元:RE100・EV100・Smart Energy Coalition | JCLP

RE100の達成状況

原則として、2040年までに使用電力の100%を再生可能エネルギーへ切り替える必要があります。また、中間目標として2035年までに90%を達成することも求められています。

ただし、再生可能エネルギーへの移行に課題があると認められた場合は、2050年までの目標設定が認められる可能性があります。その場合は、2030年までに60%、2040年までに90%を達成する中間目標の設定が必要です。

RE100に取り組むメリット

RE100への取り組みは、再生可能エネルギーの利用を増やすだけではありません。

近年は脱炭素経営への関心が高まっており、企業にも環境への配慮が求められるようになっています。そのため、RE100への取り組みは企業価値の向上や取引先からの評価向上など、さまざまなメリットにつながります。

RE100に取り組む主なメリットについて解説します。

企業価値の向上につながる

近年は企業の売上や利益だけでなく、環境や社会への取り組みも評価される時代です。

RE100に取り組むことで、再生可能エネルギーの活用を積極的に進める企業として評価されやすくなります。環境問題への意識が高い企業として認知されることで、企業ブランドの向上にもつながるでしょう。

また、脱炭素経営に取り組む企業は今後さらに増えると考えられています。RE100への参加は環境課題に真剣に向き合う姿勢を示すことにもなるため、企業価値を高める要素の一つになるといえます。

世界に向けて環境への取り組みをアピールできる

RE100は世界的なイニシアチブであり、多くのグローバル企業が参加しています。

そのため、RE100へ参加することで、自社が再生可能エネルギーの活用や脱炭素経営に積極的に取り組んでいることを国内外へ発信できます。

特に海外企業との取引や事業展開を進める場合は、環境への取り組みが評価される場面も少なくありません。環境課題への対応を明確に示すことで、企業の信頼性向上にもつながるでしょう。

温室効果ガスの排出量削減につながる

RE100は、事業活動で使用する電力を再生可能エネルギーに切り替える取り組みです。

太陽光や風力、水力などの再生可能エネルギーは、発電時に温室効果ガスをほとんど排出しません。そのため、再生可能エネルギーの利用割合を高めることで、企業活動に伴う温室効果ガスの排出量削減につながります。

また、RE100への取り組みを進める過程では、自社のエネルギー使用状況を見直す機会も増えます。エネルギーの無駄を把握しながら運用を改善することで、さらなる環境負荷の低減も期待できるでしょう。

取引先や投資家から評価されやすくなる

特に大手企業を中心に、取引先に対して温室効果ガスの排出量削減や再生可能エネルギーの活用を求めるケースが増えています。そのため、RE100に取り組むことは取引先からの信頼獲得にもつながるでしょう。

また、投資家の間でもESG投資への関心が高まっています。環境課題への取り組みを積極的に進める企業は、投資先として評価されやすくなる可能性があります。

今後は環境への対応が企業競争力の一つになると考えられています。RE100への取り組みは、取引先や投資家に対して企業の将来性や持続可能性を示す手段にもなるでしょう。

RE100への参加に向けて取り組むべきこと

RE100への参加を目指すためには、再生可能エネルギーを導入するだけでは不十分です。

RE100では長期的な目標設定や進捗管理が求められるため、まずは自社のエネルギー使用状況を把握したうえで計画的に取り組む必要があります。RE100への参加に向けて企業が取り組むべきことを解説します。

自社のエネルギー使用状況を把握する

RE100への参加を目指す場合は、再生可能エネルギーの導入を検討する前に、自社のエネルギー使用状況を把握することが重要です。

どれだけの電力を使用しているのか分からなければ、再生可能エネルギーへ切り替える目標も立てられません。また、どの設備や拠点で多くのエネルギーを消費しているのか把握できなければ、効果的な改善施策も検討しにくくなります。

そのため、まずは電力使用量やCO₂排出量を確認し、現状を把握することが大切です。エネルギー使用状況を可視化できれば、優先的に取り組むべき課題も見つけやすくなるでしょう。

RE100の目標を設定する

自社のエネルギー使用状況を把握したら、次はRE100に向けた目標を設定しましょう。

RE100では、最終的に使用電力の100%を再生可能エネルギーへ切り替えることが求められます。しかし、一度にすべてを切り替えるのは現実的ではありません。

そのため、「2030年までに再生可能エネルギー比率を○%にする」「2040年までに100%を達成する」といったように、段階的な目標を設定することが大切です。

また、目標を設定する際は実現可能な計画を立てる必要があります。自社の事業規模やエネルギー使用量を踏まえながら、中長期的な視点で目標を策定しましょう。

再生可能エネルギーの調達方法を検討する

再生可能エネルギーの調達方法には、自社で太陽光発電設備を設置する方法や、再生可能エネルギー由来の電力メニューを契約する方法、非化石証書を活用する方法などがあります。

ただし、必要なコストや導入できる規模は調達方法によって異なります。そのため、自社の事業内容やエネルギー使用量に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。

また、一つの方法だけで100%再生可能エネルギー化を目指すのではなく、複数の調達方法を組み合わせながら進めるケースも少なくありません。

定期的に進捗を確認する

RE100は長期的な取り組みであるため、目標を設定して終わりではありません。

再生可能エネルギーの利用率や電力使用量を定期的に確認し、計画どおりに進んでいるか把握することが大切です。進捗を確認しないまま取り組みを進めると、目標とのズレに気付けず、達成が難しくなる可能性があります。

また、事業の拡大や設備の増設によってエネルギー使用量が増加する場合もあります。そのため、状況に応じて計画を見直しながら取り組みを進めることも重要です。

RE100への取り組みにはエネルギーの見える化が重要

RE100を達成するためには、再生可能エネルギーの導入だけでなく、自社のエネルギー使用状況を継続的に管理することが重要です。

しかし、どの拠点や設備でどれだけエネルギーを使用しているのか把握できていなければ、適切な目標設定や進捗管理はできません。また、再生可能エネルギーの導入効果を確認することも難しくなります。

そのため、RE100への取り組みではエネルギーの見える化が欠かせません。エネルギー使用量やCO₂排出量を把握できれば、現状分析や目標達成に向けた改善施策を進めやすくなります。

RE100に向けたエネルギー管理にはエネグラフを活用しよう

エネグラフは、エネルギーデータを見える化し、効率的なエネルギー管理を支援するシステムです。RE100に向けた取り組みを進めるうえでも役立ちます。エネグラフの主な特徴を紹介します。

クラウド上でエネルギー使用量を見える化できる

エネグラフは、収集したエネルギーデータをクラウド上で管理できるシステムです。

ダッシュボード画面では、電力使用量やCO₂排出量などをグラフで分かりやすく表示できます。数値だけでは把握しにくいエネルギー使用状況も視覚的に確認できるため、使用量の推移や変化に気付きやすいことが特徴です。

また、期間ごとの比較や目標値との差分なども確認できるため、エネルギー管理の効率化にも役立ちます。

CO₂排出量を自動で算出できる

CO₂排出量を手作業で計算する場合は、排出係数の確認や計算作業が必要になるため、多くの手間がかかります。エネグラフを活用すれば、収集したエネルギーデータをもとにCO₂排出量を自動で算出できるため、環境負荷の状況を把握することが可能です。

また、CO₂排出量の推移を継続的に確認できるため、削減目標に対する進捗管理や環境への取り組み状況の把握にも役立ちます。

工事不要・低コストで導入できる

エネグラフは、既存のエネルギーメーターに接続して利用できるため、大規模な工事は必要ありません。

エッジデバイスと計測器を接続し、専用アプリで設定するだけで利用を開始できます。そのため、新たな計測設備を導入する場合と比べて、導入時の負担を抑えられます。

また、導入にかかるコストを抑えやすいため、「まずはエネルギー使用状況を見える化したい」「小規模から始めたい」といった企業でも取り組みやすいサービスです。

複数拠点のエネルギーデータを一元管理できる

エネグラフは、複数拠点のエネルギーデータをクラウド上で一元管理できます。各拠点の使用状況を同じ画面で確認できるため、拠点ごとの比較や全体のエネルギー使用状況の把握も容易です。また、データを自動で収集・蓄積できるため、各拠点から情報を集計する手間も削減できます。

まとめ

RE100は、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブです。近年は脱炭素経営への関心の高まりを背景に、多くの企業が参加しています。

RE100への参加を目指すためには、再生可能エネルギーの導入だけでなく、自社のエネルギー使用状況を把握しながら計画的に取り組むことが重要です。特に、目標設定や進捗管理を行うためには、エネルギーデータの継続的な管理が欠かせません。

エネグラフなら、エネルギー使用量やCO₂排出量を見える化できるだけでなく、複数拠点のデータも一元管理できます。RE100への取り組みを効率よく進めたい方は、エネグラフの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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